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1. WO2021029316 - FRAME AND EYEWEAR

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明 細 書

発明の名称 フレーム及びアイウェア

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104  

産業上の利用可能性

0105  

符号の説明

0106  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17A   17B   18   19  

明 細 書

発明の名称 : フレーム及びアイウェア

技術分野

[0001]
 本発明は、フレーム及びアイウェアに関する。

背景技術

[0002]
 従来、駆動電圧の印加によって駆動する電気素子、例えば、屈折率が変化する液晶レンズを有するレンズを備えるアイウェアが開発されている(特許文献1参照)。
[0003]
 このようなアイウェアは、レンズと、このレンズを保持するフロントと、テンプルと、を有する。テンプルは、ヒンジ等の接続部によりフロントに接続されており、フロントに対して回動可能である。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特表2015-522842号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 上述のようなアイウェアの場合、ユーザがアイウェアを装着した状態(以下、装着状態と称する。)において、テンプルは、ユーザの側頭部に沿うように配置される。装着状態において、テンプルによる圧迫感が強いと、ユーザは、掛け心地が悪いと感じる可能性がある。
[0006]
 本発明の目的は、掛け心地のよいフレーム及びアイウェアを提供することである。

課題を解決するための手段

[0007]
 本発明に係るフレームの一態様は、フロントと、テンプルと、弾性を有し、フロントとテンプルとを接続する接続部と、フロントに設けられるフロント側電気素子とテンプルに設けられるテンプル側電気素子とを電気的に接続し、一部がフロントと接続部との間の空間に配策された配線と、を備える。
[0008]
 本発明に係るアイウェアの一態様は、上述のフレームと、フレームのフロントに保持されたレンズと、を備える。

発明の効果

[0009]
 本発明によれば、掛け心地のよいフレーム及びアイウェアを実現できる。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 図1は、アイウェアの斜視図である。
[図2] 図2は、レンズの断面図である。
[図3] 図3は、本実施形態に係るアイウェアの接続部を説明するための図であって、図1のX部に対応する部分の斜視図である。
[図4] 図4は、図3のA 矢視図である。
[図5] 図5は、図3のA 矢視図である。
[図6] 図6は、図3のA 矢視図である。
[図7] 図7は、図3のA 矢視図である。
[図8] 図8は、図3のA 矢視図である。
[図9] 図9は、図3のA 矢視図である。
[図10] 図10は、図8のX -X 断面図である。
[図11] 図11は、カバー部及び配線を省略して示す、図1のX部に対応する部分の斜視図である。
[図12] 図12は、カバー部及び配線を省略して示す、図3のA 矢視図である。
[図13] 図13は、接続部及びテンプルの一部を示す図である。
[図14] 図14は、カバー部の斜視図である。
[図15] 図15は、図14と異なる角度からカバー部を見た、カバー部の斜視図である。
[図16] 図16は、図15のX -X 断面図である。
[図17A] 図17Aは、変形例1に係るカバー部の平面図である。
[図17B] 図17Bは、変形例1に係るカバー部の斜視図である。
[図18] 図18は、変形例2に係るカバー部の斜視図である。
[図19] 図19は、変形例3に係るカバー部の斜視図である。

発明を実施するための形態

[0011]
 以下、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、後述の実施形態に係るフレーム及びアイウェアは、本発明に係るフレーム及びアイウェアの一例であり、本発明は後述の実施形態により限定されない。
[0012]
 [実施形態]
 図1~図13を参照して、本実施形態に係るフレーム及びアイウェアについて説明する。図1には、アイウェアの一例である電子メガネGが示されている。
[0013]
 <電子メガネ>
 電子メガネGは、フレームF、一対のレンズ13A、13B、操作入力部15、電源16、及び制御部17等を有する。尚、以下の説明では、フレームFのフロント1(後述)が配置される部分を電子メガネGの正面(前方)として説明する。又、以下の説明において、特に断ることなく左右方向と言った場合には、アイウェアを装着したユーザの左右方向を意味する。
[0014]
 電子メガネGのユーザ(装着者)は、フレームFの操作入力部15を操作(例えば、タッチ操作)することにより、レンズ13A、13Bの第一領域13a(後述)における特性変化部131の光学特性(度数又は光の透過率など)を切り替える。特性変化部131は、光学特性変化部の一例に該当する。
[0015]
 ユーザにより操作入力部15が操作されると、制御部17は、当該操作に基づいて、特性変化部131に電圧を印可した状態(以下、「ON状態」という。)と、電圧を印可しない状態(以下、「OFF状態」という。)とを切り替える。特性変化部131のON状態は、電子メガネGのON状態でもある。又、特性変化部131のOFF状態は、電子メガネGのOFF状態でもある。
[0016]
 <フレーム>
 図1に示すように、フレームFは、フロント1と、一対のテンプル11A、11Bと、接続部3と、を有する。又、フレームFは、カバー部4を有してもよい。尚、図1において、本実施形態に係るフレームFの特徴部分である接続部3及びカバー部4は、図示されていない。ただし、図1に示す電子メガネGは、接続部3及びカバー部4を備えていると捉えてよい。接続部3及びカバー部4の構造については、図3~図13を参照して後述する。
[0017]
 <フロント>
 フロント1は、一対のリム12A、12Bと、ブリッジ1aと、一対のヨロイ部14A、14Bと、を有する。フロント1は、金属製又は非金属製(例えば、合成樹脂製)である。フロント1は、一部が金属製であり、残部が非金属製であってもよい。
[0018]
 フロント1が金属製の場合、フロント1を構成する金属材料として、チタン、アルミ、ステンレス、及び金、若しくは、それらの合金等が挙げられる。金属製のフロント1は、シャープな印象や真面目な印象を与える。又、金属製のフロント1は、高級感のある印象や上品な印象を与えることもできる。又、金属製のフロント1は、フレームF、延いては電子メガネGの耐久性の向上に寄与する。
[0019]
 フロント1が非金属製の場合、フロント1を構成する非金属材料として、ポリアミド、アセテート、セルロイド、ポリエーテルイミド及びポリウレタンなどの樹脂、並びにカーボン等が挙げられる。非金属製のフロント1は、優しい印象や柔らかい印象を与える。又、非金属製のフロント1は、加工が容易であるため、フレームF、延いては電子メガネGの製造コストの低減に寄与する。
[0020]
 一対のリム12A、12Bはそれぞれ、一対のレンズ13A、13Bを支持している。リム12A、12Bの形状はそれぞれ、レンズ13A、13Bの形状に対応する形状である。
[0021]
 ブリッジ1aは、リム12A、12B同士を幅方向に接続している。ブリッジ1aは、使用者の鼻に接触する一対の鼻パッド1bを有する。
[0022]
 一対のヨロイ部14A、14Bはそれぞれ、リム12A、12Bに設けられている。ヨロイ部14Aは、リム12Aの右端部から右側に延在した第一ヨロイ部141と、第一ヨロイ部141の右端部から後側に延在した第二ヨロイ部142と、を有する。
[0023]
 ヨロイ部14Bは、リム12Bの左端部から左側に延在した第一ヨロイ部141と、第一ヨロイ部141の差端部から後側に延在した第二ヨロイ部142と、を有する。
[0024]
 フロント1の内部(例えば、内周面に形成された凹溝)には、レンズ13A、13Bの第一電極131b及び第二電極131d(図2参照)と、制御部17とを、それぞれ電気的に接続するための配線21が配策されている。
[0025]
 尚、第一電極131b及び第二電極131dと、配線21の導通部(不図示)とは、導電ゴムなどの導電部材(不図示)により接続されている。
[0026]
 <テンプル>
 一対のテンプル11A、11Bは、電子メガネGにおいてほぼ左右対称であり、互いに同一の構成要素を有する。テンプル11Aは右耳用のテンプルであり、テンプル11Bは左耳用のテンプルである。
[0027]
 テンプル11A、11Bはそれぞれ、筐体1cを有する。テンプル11A、11Bの前端部は、接続部3(後述)を介してフロント1に接続されている。本実施形態の場合、テンプル11A、11Bはそれぞれ、フロント1に対して図1の矢印A 、A の方向に回動する。尚、フロント1が備える構成のうち、接続部3及びカバー部4については、後述する。
[0028]
 <レンズ>
 次に、図2を参照して、一対のレンズ13A、13Bの構成について説明する。図2は、図1のY-Y断面図であって、一対のレンズ13A、13Bの構成の一例を示す断面模式図である。レンズ13Aは右眼用のレンズであり、レンズ13Bは左眼用のレンズである。レンズ13A、13Bはそれぞれ、フロント側電気素子の一例に該当する。
[0029]
 フロント側電気素子は、フロントFに支持された種々の電気素子であってよい。具体的には、フロント側電気素子は、表示装置(ディスプレイ)、又は、ユーザの網膜に画像を直接描画するためのレーザを照射するレーザ照射装置であってもよい。
[0030]
 以下、右眼用のレンズ13Aについて説明する。左目用のレンズ13Bについては、以下の右眼用のレンズ13Aの説明を適宜読み替えればよい。
[0031]
 レンズ13Aは、電圧によりその度数を切り替え可能な第一領域13aと、第一領域13a以外の領域に設けられた第二領域13bと、を有する。第一領域13aは、電気活性領域の一例に該当する。
[0032]
 <第一領域>
 第一領域13aは、後側(図2における下側)から順に、第一基板130、特性変化部131、及び第二基板132等を有する。
[0033]
 特性変化部131のOFF状態において、第一領域13aの度数は、第二領域13bの度数とほぼ同じである。一方、特性変化部131のON状態において、第一領域13aの度数は、第二領域13bの度数と異なる。
[0034]
 <特性変化部>
 特性変化部131は、後側から順に、回折構造131a、第一電極131b、液晶モジュール131c、及び第二電極131d等を有する。
[0035]
 特性変化部131は、液晶モジュール131cに電圧が印加されたON状態で、所定の屈折率を有する。尚、電圧の印加によって変化する特性変化部131の光学特性は、屈折率に限られない。レンズがエレクトロクロミックレンズの場合には、電圧の印加により変化する特性変化部131の光学特性は、光の透過率である。
[0036]
 <操作入力部>
 操作入力部15(図1参照)は、筐体1cに保持されている。操作入力部15は、例えば、静電容量方式の検出パッド(不図示)を有する。検出パッドは、タッチセンサとして使用されうる公知の検出パッドであってよい。操作入力部15は、ユーザの指が操作入力部15に接触したときに、当該接触によって生じる静電容量の変化を検出する。
[0037]
 <電源>
 電源16(図1参照)は、電子メガネGを構成する電子部品に電力を供給する。電子部品は、例えば、操作入力部15及び制御部17である。本実施形態では、電源16は、テンプル11A、11Bの他端部(後端部)に着脱可能に保持された充電式のバッテリーパックである。
[0038]
 <制御部>
 制御部17(図1参照)は、テンプル11A、11Bそれぞれの筐体1cに設けられている。図1において、テンプル11Bに設けられた制御部17は、省略されている。制御部17は、配線21を介して、操作入力部15の検出パッド、第一電極131b、及び第二電極131dに電気的に接続されている。
[0039]
 制御部17は、電子メガネGの電子部品の動作を制御する。尚、操作入力部15、電源16、及び制御部17は、テンプル11A、11Bのうちの何れか一方のテンプルにのみ設けられてもよい。制御部17は、テンプル側電気素子の一例に該当する。
[0040]
 <接続部>
 次に、図3~図13を参照して、接続部3について説明する。接続部3は、弾性を有し、テンプル11A、11Bとフロント1とを接続している。接続部3は、テンプル11A、11Bそれぞれに設けられている。
[0041]
 右耳用のテンプル11Aとフロント1とを接続する接続部3(第一接続部とも称する。)と、左耳用のテンプル11Bとフロント1とを接続する接続部3(第二接続部とも称する。)とは、互いに左右対称の構造を有する。このため、以下、第一接続部の構造について説明する。第二接続部については、以下の第一接続部の説明を適宜読み替えればよい。
[0042]
 接続部3は、弾性部31と、ヒンジ部32と、を有する。接続部3は、リム12Aの右端部と、テンプル11Aの前端部とを接続している。
[0043]
 <弾性部>
 弾性部31は、例えば、弾性を有する金属製又は非金属製(例えば、合成樹脂製)の板材(例えば、板バネ)又は線材である。弾性部31は、ヨロイ部14Aの内側面に沿うように配置されている。
[0044]
 弾性部31を構成する金属材料として、チタン、アルミ、ステンレス、及び金、若しくは、それらの合金等が挙げられる。フロント1が金属製の場合、弾性部31も金属製とすることで、フロント1と弾性部31との間のデザインの統一感を出すことができる。フロント1が非金属製の場合、弾性部31を金属製とすることで、個性的な印象を与えることができる。又、金属製の弾性部31は、フレームF、延いては電子メガネGの耐久性の向上に寄与する。
[0045]
 弾性部31が非金属製の場合、弾性部31を構成する非金属材料として、ポリアミド、アセテート、セルロイド、ポリエーテルイミド及びポリウレタンなどの樹脂、並びにカーボン等が挙げられる。フロント1が非金属製の場合、弾性部31も非金属製とすることで、フロント1と弾性部31との間のデザインの統一感を出すことができる。フロント1が金属製の場合、弾性部31を非金属製とすることで、個性的な印象を与えることができる。又、非金属製の弾性部31は、加工が容易であるため、フレームF、延いては電子メガネGの製造コストの低減に寄与する。
[0046]
 弾性部31は、フロント1に固定される第一固定部(後述の第一板部31dに相当する部分)と、この第一固定部に接続され、テンプル11Aに加わる力に応じて、自身とこの第一固定部とのなす角θ(図12及び図13参照)を変えるように弾性変形する弾性変形部(後述の第二板部31e、第三板部31f、及び第四板部31gに相当する部分)と、を有する。
[0047]
 具体的には、弾性部31は、複数(本実施形態の場合、3個)の屈曲部(後述の第一屈曲部31a、第二屈曲部31b、及び第三屈曲部31cに相当する部分)と、屈曲部により接続された複数(本実施形態の場合、4個)の要素(後述の、第一板部31d、第二板部31e、第三板部31f、及び第四板部31gに相当する部分)と、を有する。
[0048]
 本実施形態の場合、弾性部31は、第一屈曲部31aと、第二屈曲部31bと、第三屈曲部31cと、を有する。又、弾性部31は、第一板部31dと、第二板部31eと、第三板部31fと、第四板部31gと、を有する。
[0049]
 第一板部31dと第二板部31eとは、第一屈曲部31aにより接続されている。又、第二板部31eと第三板部31fとは、第二屈曲部31bにより接続されている。又、第三板部31fと第四板部31gとは、第三屈曲部31cにより接続されている。
[0050]
 又、弾性部31は、ヨロイ部14Aと対向する側面に、全長にわたり、溝部314(図10及び図12参照)を有する。換言すれば、第一板部31d、第二板部31e、第三板部31f、及び第四板部31gはそれぞれ、ヨロイ部14Aと対向する側面に、溝部314を有する。
[0051]
 第一板部31dは、フレームFの幅方向に延在する矩形板状であって、第一ヨロイ部141の後側面(以下、「ヨロイ側固定部」と称する)に沿う形状を有する。尚、第一板部31dの延在方向は、フレームFの幅方向に対して所定角度の範囲内で傾斜していてもよい。
[0052]
 本実施形態の場合、第一板部31dは、ヨロイ側固定部に、溶接により固定されている。第一板部31dとヨロイ側固定部との間には、配線21を配策するための第一配策空間311(図10参照)が設けられている。
[0053]
 本実施形態の場合、第一配策空間311は、第一板部31dに形成された溝部314と、ヨロイ側固定部とに囲まれる部分に設けられている。尚、ヨロイ側固定部は、溝部314と対向する部分に、フレームFの幅方向に延在する溝部を有してもよい。
[0054]
 第一配策空間311は、フレームFの幅方向における第一端部(右端部)に設けられた第一開口部311a(図10参照)と、フレームFの幅方向における第二端部(左端部)に設けられた第二開口部311b(図10参照)と、を有する。
[0055]
 第一配策空間311の第一端部は、第二配策空間312(後述)に接続されている。第一配策空間311の第二端部は、リム12Aに設けられたリム側配策空間121(図3参照)に接続されている。第一配策空間311の第一端部及び第二端部以外の部分は、第一板部31d及びヨロイ側固定部に囲まれている。
[0056]
 尚、第一板部31dのヨロイ側固定部に対する固定方法は、本実施形態の固定方法に限定されない。例えば、第一板部31dは、ヨロイ側固定部に、締結部品(例えば、ボルト又はビス)により固定されてもよい。第一板部31dの形状は、本実施形態の場合に限定されない。
[0057]
 第二板部31eは、前後方向に延在する矩形板状であって、第一板部31dの第一端部(右端部)から後側に延在している。第二板部31eの延在方向は、前後方向に対して所定角度の範囲内で傾斜していてもよい。第二板部31eは、第二ヨロイ部142の内側面と、所定の隙間を介して対面している。
[0058]
 第二板部31eは、第一板部31dの第一端部に、第一屈曲部31aを介して接続されている。第二板部31eと第一板部31dとのなす角は、θ である(図12参照)。第二板部31eと第一板部31dとのなす角θ は、115°±3°であると好ましい。
[0059]
 第三板部31fは、矩形板状であって、第二板部31eの第一端部(後端部)から、フレームFの幅方向における一方側(右側)に延在している。第三板部31fは、第一ヨロイ部141の後側面と、所定の隙間を介して対面している。尚、第三板部31fの延在方向は、フレームFの幅方向に対して所定角度の範囲内で傾斜していてもよい。
[0060]
 第三板部31fは、第二板部31eの第一端部に、第二屈曲部31bを介して接続されている。第三板部31fと第二板部31eとのなす角は、θ (図12参照)である。第三板部31fと第二板部31eとのなす角θ は、114°±3°であると好ましい。本実施形態の場合、第三板部31fと第一板部31dとは、平行である。
[0061]
 本実施形態の場合、第二板部31e及び第三板部31fと、ヨロイ部14Aとの間に、配線21の一部を配策するための第二配策空間312が設けられている。第二配策空間312の上下方向における第一端部(上端部)及び第二端部(下端部)は、開口している。
[0062]
 第四板部31gは、矩形板状であって、第三板部31fの第一端部(右端部)から、後側に延在している。第四板部31gは、第三板部31fの第一端部に、第三屈曲部31cを介して接続されている。第四板部31gと第三板部31fとのなす角は、θ である。第四板部31gと第三板部31fとのなす角θ は、114°±3°であると好ましい。尚、第四板部31gの延在方向は、前後方向に対して所定角度の範囲内で傾斜していてもよい。
[0063]
 本実施形態の場合、第四板部31gと第二板部31eとは、平行である。従って、第四板部31gと第一板部31dとのなす角θは、第二板部31eと第一板部31dとのなす角θ と等しい(θ=θ )。又、第四板部31gと第一板部31dとのなす角θは、第四板部31gと第三板部31fとのなす角θ と、等しい(θ=θ )、又は、僅かに(例えば、±3°)異なる。尚、第四板部31gと第一板部31dとのなす角θは、115°±3°であると好ましい。
[0064]
 本実施形態の場合、第四板部31gは、ヒンジ部32の第一支持部32a(後述)に溶接により固定されている。第四板部31gと第一支持部32aとの間には、配線21を配置するための第三配策空間313(図10参照)が設けられている。
[0065]
 本実施形態の場合、第三配策空間313は、第四板部31gに形成された溝部314と、第一支持部32aの溝部323(図10及び図12参照)とで囲まれた部分に設けられている。
[0066]
 第三配策空間313は、フレームFの前後方向における第一端部(前端部)に設けられた第一開口部313a(図10参照)と、フレームFの前後方向における第二端部(後端部)に設けられた第二開口部313b(図10参照)と、を有する。
[0067]
 第三配策空間313の第一端部は、第二配策空間312に接続されている。第三配策空間313の第二端部は、接続部3とテンプル11Aとの間に存在する空間に接続されている。第三配策空間313の第一端部及び第二端部以外の部分は、第四板部31g及び第一支持部32aに囲まれている。
[0068]
 尚、第四板部31gの第一支持部32aに対する固定方法は、本実施形態の固定方法に限定されない。例えば、第四板部31gは、第一支持部32aに、締結部品(例えば、ボルト又はビス)により固定されてもよい。第四板部31gの形状は、本実施形態の場合に限定されない。
[0069]
 以上のような構成を有する弾性部31は、第四板部31gと第一板部31dとのなす角θを変えるように弾性変形可能である。弾性部31の弾性変形に応じて、テンプル11Aは、リム12Aに対して、図13の矢印A の方向に回動する。
[0070]
 尚、弾性部の構造は、上述の弾性部31の構造に限定されない。弾性部が有する屈曲部の数、及び、屈曲部により接続された要素の数は、弾性部の弾性率等を考慮して適宜決定されてよい。
[0071]
 <ヒンジ部>
 ヒンジ部32は、第一支持部32aと、第二支持部32bと、外側装飾部32cと、を有する。ヒンジ部32の素材は、金属又は合成樹脂であってよい。
[0072]
 ヒンジ部32を構成する金属材料として、チタン、アルミ、ステンレス、及び金、若しくは、それらの合金等が挙げられる。弾性部31が金属製の場合、ヒンジ部32も金属製とすることで、接続部3のデザインの統一感を出すことができる。弾性部31が非金属製の場合、ヒンジ部32を金属製とすることで、個性的な印象を与えることができる。
[0073]
 ヒンジ部32を構成する非金属材料として、ポリアミド、アセテート、セルロイド、ポリエーテルイミド及びポリウレタンなどの樹脂、並びにカーボン等が挙げられる。弾性部31が非金属製の場合、ヒンジ部32も非金属製とすることで、接続部3のデザインの統一感を出すことができる。弾性部31が金属製の場合、ヒンジ部32を非金属製とすることで、個性的な印象を与えることができる。
[0074]
 第一支持部32aは、前後方向に延在する矩形板状であって、弾性部31の第四板部31gを支持している。第一支持部32aは、第四板部31gの溝部314と対向する部分に、前後方向に延在する溝部323(図10及び図12参照)を有する。
[0075]
 第二支持部32bは、第一支持部32aの後端部に設けられており、テンプル11Aの前端部を支持している。具体的には、第二支持部32bは、一対の対向板部321、322を有する。
[0076]
 一対の対向板部321、322はそれぞれ、上下方向に貫通する貫通孔321a、321bを有する。貫通孔321aの中心軸と、貫通孔321bの中心軸とは、一致している。
[0077]
 第二支持部32bは、貫通孔321a、321bに上方又は下方から挿通されたピン111(図13参照)を介して、テンプル11Aの前端部を回動自在に支持している。
[0078]
 外側装飾部32cは、第一支持部32aの右側面に設けられている。外側装飾部32cの外側面(右側面)は、ヨロイ部14Aの外側面(右側面)と対応した形状を有する。具体的には、外側装飾部32cの外側面は、上下方向における中央部に、最も右側に突出した稜線を有する。
[0079]
 又、外側装飾部32cとヨロイ部14Aの後端部との間には、隙間が存在している。このような外側装飾部32cは、フレームFの側面視における意匠性の向上に寄与している。
[0080]
 本実施形態の場合、ヒンジ部32と弾性部31とは、互いに別部材により構成されている。ヒンジ部32は、弾性部31に対して溶接又は接着等の固定手段により固定されている。ただし、ヒンジ部32と弾性部31とは、一部品で構成されてもよい。
[0081]
 <カバー部>
 カバー部4は、図14~図16に示すように、第一カバー部41と、第二カバー部42と、連結部43と、を有する。カバー部4の素材は、例えば、弾性変形可能な素材(シリコンゴム等)である。カバー部4を構成する素材としては、デュロメータ硬さがA30~A50の範囲の素材、好ましくは、デュロメータ硬さがA35~A45の範囲の素材が挙げられる。
[0082]
 第一カバー部41は、板状であって、第二配策空間312の上端部(上側開口部とも称する。)を上方から覆っている。第一カバー部41の面積(図6参照)は、第二配策空間312の上側開口部の面積(図12参照)よりも大きい。
[0083]
 第二カバー部42は、板状であって、第二配策空間312の下端部(下側開口部とも称する。)を下方から覆っている。第二カバー部42の面積(図6参照)は、第二配策空間312の下側開口部の面積(図12参照)よりも大きい。
[0084]
 連結部43は、中実又は中空の柱状であって、第一カバー部41と第二カバー部42とを上下方向に接続している。組付状態において、連結部43は、第二配策空間312に配置されている。
[0085]
 本実施形態の場合、第二配策空間312に配策された配線21は、第二配策空間312において連結部43を避けて配策されている。
[0086]
 <カバー部の変形例1>
 図17A及び図17Bは、変形例1に係るカバー部4Aを説明するための図である。カバー部4Aは、既述のカバー部4と同様に、第一カバー部41aと、第二カバー部42aと、連結部43aと、を有する。
[0087]
 又、カバー部4Aは、カバー部4Aを上下方向に貫通する貫通孔44を有する。貫通孔44の第一端部(上端部)は、第一カバー部41の上面に開口している。又、貫通孔44は、連結部43aを上下方向に貫通している。又、貫通孔44の第二端部(下端部)は、第二カバー部42aの下面に開口している。貫通孔44は、中空部の一例に該当する。
[0088]
 このような貫通孔44は、カバー部4Aの弾性率を低下させることができる。カバー部4Aの弾性率が低下すると、カバー部4Aを第二配策空間312に組み付ける作業において、作業者は、カバー部4Aを弾性変形させ易くなる。
[0089]
 尚、カバー部4Aの弾性率は、貫通孔44の大きさを調整することにより、所望の値に調整され得る。又、貫通孔44は、連結部43aを介して、カバー部4Aを上下方向に貫通しているため、異物が貫通孔44を介して第二配策空間312に侵入することはない。
[0090]
 <カバー部の変形例2>
 図18は、変形例2に係るカバー部4Bを説明するための図である。カバー部4Bは、既述のカバー部4と同様に、第一カバー部41と、第二カバー部42と、連結部43bと、を有する。
[0091]
 又、カバー部4Bは、連結部43bを前後方向に貫通する貫通孔45を有する。貫通孔45は、中空部の一例に該当する。貫通孔45には、配線21が挿通されている。このようなカバー部4Bは、配線21の位置決めを図るとともに、配線21の損傷を予防できる。
[0092]
 <カバー部の変形例3>
 図19は、変形例3に係るカバー部4Cを説明するための図である。カバー部4Cは、既述のカバー部4と同様に、第一カバー部41と、第二カバー部42と、連結部43cと、を有する。
[0093]
 又、カバー部4Cは、連結部43cの外面に設けられた配策用の溝部46を有する。溝部46は、前後方向に延在している。溝部46には、配線21の一部が配策されている。このようなカバー部4Cは、溝部46により、配線21の位置決めを図れる。
[0094]
 <カバー部の組付方法>
 上述のカバー部4を組み付ける際、作業者は、第二カバー部42を弾性変形させる。そして、作業者は、弾性変形した第二カバー部42を、第二配策空間312の上端開口部から下方に向けて押し込む。
[0095]
 このように、本実施形態における第二カバー部42は、弾性変形させることにより、第二配策空間312を上方から下方に向かって通過可能な大きさを有する。第二カバー部42は、第二配策空間312の下端開口部から第二配策空間312の外に出ると、元の形状に戻り、第二配策空間312の下端開口部を下方側から覆う。尚、変形例1に係るカバー部4A及び変形例2に係るカバー部4Bの組付方法は、カバー部4の組付方法と同様である。
[0096]
 本実施形態の場合、第二カバー部42は、第一カバー部41よりも小さい。このような寸法関係であると、第二カバー部42は、第二配策空間312を容易に通過できる。よって、このような寸法関係は、カバー部4を第二配策空間312に組み付ける際の、作業効率の向上に寄与する。
[0097]
 以上のように、カバー部4は、第二配策空間312の上側の開口部と下側の開口部とを覆っている。よって、カバー部4は、第二配策空間312に異物が侵入することの防止に効果的である。又、第二配策空間312に配策された配線21は、カバー部4により覆われているため、外部から視認されない。よって、カバー部4は、意匠性の向上にも効果的である。
[0098]
 尚、連結部43は省略されてもよい。又、本実施形態の場合、第一カバー部41と第二カバー部42とは、連結部43により分離不可能に接続されている。ただし、第一カバー部41と第二カバー部42とは、分離可能であってもよい。
[0099]
 又、図示は省略するが、カバー部は、ヒンジ部32と一体に設けられてもよい。換言すれば、ヒンジ部32は、第二配策空間312の上側の開口部と下側の開口部とを覆うカバー部を有してよい。又、カバー部は、省略されてもよい。
[0100]
 <本実施形態の作用・効果>
 以上の構成を有する本実施形態のフレームF及びアイウェアによれば、掛け心地のよいフレーム及びアイウェアを実現できる。
[0101]
 すなわち、本実施形態の場合、フロント1とテンプル11A、11Bとが、接続部3を介して接続されている。ユーザがアイウェアを装着する際、ユーザの側頭部からテンプル11Aに対して図13の矢印A の方向の力が加わる。図13の矢印A の方向は、テンプル11A、11B同士の間隔が広がる方向である。
[0102]
 すると、接続部3の弾性部31は、自然状態から、第四板部31gと第一板部31dとのなす角θ(図16参照)が大きくなるように弾性変形して、第四板部31gが図13の矢印A の方向に回動する。この状態において、弾性部31の復元力(自然状態に戻ろうとする力)に対応する力が、テンプル11Aからユーザの側頭部に加わる。
[0103]
 本実施形態の場合、弾性部31の構成を調整することにより、弾性部31の復元力を適切な大きさに設定できるため、掛け心地のよいフレーム及びアイウェアを実現できる。
[0104]
 2019年8月9日出願の特願2019-147701の日本出願に含まれる明細書、図面、及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。

産業上の利用可能性

[0105]
 本発明に係るフレーム及びアイウェアは、電子メガネに限らず、種々のアイウェアに適用できる。

符号の説明

[0106]
 G 電子メガネ
 F フレーム
 1 フロント
 1a ブリッジ
 1b 鼻パッド
 1c 筐体
 11A、11B テンプル
 111 ピン
 12A、12B リム
 121 リム側配策空間
 13A、13B レンズ
 13a 第一領域
 13b 第二領域
 130 第一基板
 131 特性変化部
 131a 回折構造
 131b 第一電極
 131c 液晶モジュール
 131d 第二電極
 132 第二基板
 14A、14B ヨロイ部
 141 第一ヨロイ部
 142 第二ヨロイ部
 15 操作入力部
 16 電源
 17 制御部
 21 配線
 3 接続部
 31 弾性部
 31a 第一屈曲部
 31b 第二屈曲部
 31c 第三屈曲部
 31d 第一板部
 31e 第二板部
 31f 第三板部
 31g 第四板部
 311 第一配策空間
 311a 第一開口部
 311b 第二開口部
 312 第二配策空間
 313 第三配策空間
 313a 第一開口部
 313b 第二開口部
 314 溝部
 32 ヒンジ部
 32a 第一支持部
 32b 第二支持部
 32c 外側装飾部
 321、322 対向板部
 321a、321b 貫通孔
 323 溝部
 4、4A、4B、4C カバー部
 41、41a 第一カバー部
 42、42a 第二カバー部
 43、43a、43b、43c 連結部
 44 貫通孔
 45 貫通孔
 46 溝部

請求の範囲

[請求項1]
 フロントと、
 テンプルと、
 弾性を有し、前記フロントと前記テンプルとを接続する接続部と、
 前記フロントに設けられるフロント側電気素子と前記テンプルに設けられるテンプル側電気素子とを電気的に接続し、一部が前記フロントと前記接続部との間の空間に配策された配線と、を備える、
 フレーム。
[請求項2]
 前記空間を覆うカバー部を、更に備える、請求項1に記載のフレーム。
[請求項3]
 前記カバー部は、中空部を有する、請求項2に記載のフレーム。
[請求項4]
 前記中空部に、前記配線の一部が配策されている、請求項3に記載のフレーム。
[請求項5]
 前記カバー部は、シリコンゴムから成る、請求項2~4の何れか一項に記載のフレーム。
[請求項6]
 前記シリコンゴムは、デュロメータ硬さがA30~A50の範囲である、請求項5に記載のフレーム。
[請求項7]
 前記接続部は、弾性を有しかつ前記フロントに固定される弾性部と、前記弾性部に接続されかつ前記テンプルに接続されるヒンジ部と、を有する、請求項1~6の何れか一項に記載のフレーム。
[請求項8]
 前記弾性部は、前記フロントに固定される第一固定部と、前記第一固定部に接続され、前記テンプルに加わる力に応じて前記第一固定部に対する角度を変えるように弾性変形する弾性変形部と、を有する請求項7に記載のフレーム。
[請求項9]
 前記弾性部は、複数の屈曲部を有する、請求項7又は8に記載のフレーム。
[請求項10]
 前記弾性部は、3個の屈曲部を有する、請求項9に記載のフレーム。
[請求項11]
 前記空間は、前記弾性部と前記フロントとの間に設けられている、請求項7~10の何れか一項に記載のフレーム。
[請求項12]
 前記フロントは、金属から成る、請求項1~11の何れか一項に記載のフレーム。
[請求項13]
 前記接続部は、金属又は樹脂から成る、請求項1~12の何れか一項に記載のフレーム。
[請求項14]
 前記フロントは、金属から成り、
 前記接続部は、金属から成る、請求項1~13の何れか一項に記載のフレーム。
[請求項15]
 前記フロントは、樹脂から成り、
 前記接続部は、樹脂から成る、請求項1~11の何れか一項に記載のフレーム。
[請求項16]
 請求項1~15の何れか一項に記載されたフレームと、
 前記フロントに保持されたレンズと、を有するアイウェア。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17A]

[ 図 17B]

[ 図 18]

[ 図 19]