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1. WO2021029244 - COMPOSITE COMPONENT

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明 細 書

発明の名称 複合部品

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165  

符号の説明

0166  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17  

明 細 書

発明の名称 : 複合部品

技術分野

[0001]
 本開示は、複合部品に関する。

背景技術

[0002]
 位相シフト(shift)方式フルブリッジ(full bridge)方式のDC/DCコンバータ(converter)が公知である。例えば特許文献1では一次側において高圧線と低圧線との間で直列に接続された一対のクランプダイオード(clamp diode)が採用される。更に、一次側において高圧線と低圧線との間で直列に接続された二対のスイッチ素子が採用される。更に一対のスイッチ素子同士の接続点と一対のクランプダイオード同士の接続点との間に接続されたインダクタが採用される。
[0003]
 変成器(トランスフォーマ;transformer:以下「トランス」とも称す)とインダクタ(inductor)とを備える装置が公知である。例えば特許文献2ではトランスの一次コイルが有する巻き導体部と二次コイルが有する巻き導体部とが第1コアに巻回される。二次コイルの巻き導体部は第1の巻き導線と第2の巻き導線とを有する。インダクタは第1の巻き導線と第2の巻き導線とのそれぞれが延長された延長導体部を有する。インダクタは二次コイルにセンタータップ(center tap)接続される。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2017-127051号公報
特許文献2 : 特開2011-82205号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 位相シフト方式フルブリッジ方式のDC/DCコンバータ(以下「フルブリッジコンバータ」と仮称)においては、一対のクランプダイオード同士の接続点(以下「ダイオード接続点」と仮称)に対して、インダクタの一端とトランスの一次コイルの一端とのいずれもが接続される。この接続を得るためには、インダクタの巻線がトランスの巻線とは別に設けられることが望ましい。この観点において、特許文献2で開示されるインダクタをそのままフルブリッジコンバータのインダクタとして用いることは適切ではない。
[0006]
 インダクタとトランスの一次コイルとのそれぞれから引き出された導線が、ダイオード接続点に対して個別に接続されると、トランスの漏れインダクタンスを実質的に増大させる。このような漏れインダクタンスの増大は、フルブリッジコンバータにおいて発生するサージ(surge)電圧を抑制する効果を低減させる。
[0007]
 そこで、本開示は、フルブリッジコンバータにおいて発生するサージ電圧を抑制する効果を損ないにくい複合部品を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 本開示にかかる複合部品は、一次巻線と、二次巻線と、コイルと、第1端子と、第2端子と、第3端子と、第4端子と、第5端子と、第6端子と、配線とを備える。前記一次巻線と前記二次巻線とが相まってトランスとして機能する。前記二次巻線は前記第3端子と前記第4端子との間に接続される。前記第5端子は前記二次巻線のセンタータップとして機能する。前記第6端子は前記配線および前記一次巻線を介して前記第1端子に接続される。前記第6端子は前記配線および前記コイルを介して前記第2端子に接続される。前記一次巻線のうち前記配線と接続される第1部分と、前記コイルのうち前記配線と接続される第2部分と、前記配線とは、三叉路を構成する。

発明の効果

[0009]
 本開示にかかる複合部品によれば、フルブリッジコンバータにおいて発生するサージ電圧を抑制する効果が損なわれにくい。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 図1はフルブリッジコンバータを例示する回路図である。
[図2] 図2は比較例におけるトランスとインダクタとを示す平面図である。
[図3] 図3は比較例におけるトランスとインダクタとを示す平面図である。
[図4] 図4は比較例が採用されたときのフルブリッジコンバータの回路図である。
[図5] 図5は第1実施形態にかかる複合部品を例示する斜視図である。
[図6] 図6は第1実施形態にかかる複合部品を例示する側面図である。
[図7] 図7は第1実施形態にかかる複合部品の一部を一方向に沿って間隔を広げて示す斜視図である。
[図8] 図8は第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態にかかる複合部品が採用されたときのフルブリッジコンバータの回路図である。
[図9] 図9は第2実施形態にかかる複合部品を例示する斜視図である。
[図10] 図10は第2実施形態にかかる複合部品を例示する側面図である。
[図11] 図11は第2実施形態にかかる複合部品の一部を一方向に沿って間隔を広げて示す斜視図である。
[図12] 図12は第3実施形態にかかる複合部品を例示する斜視図である。
[図13] 図13は第3実施形態にかかる複合部品を例示する側面図である。
[図14] 図14は第3実施形態にかかる複合部品の一部を一方向に沿って間隔を広げて示す斜視図である。
[図15] 図15は第4実施形態にかかる複合部品を例示する斜視図である。
[図16] 図16は第4実施形態にかかる複合部品を例示する側面図である。
[図17] 図17は第4実施形態にかかる複合部品の一部を一方向に沿って間隔を広げて示す斜視図である。

発明を実施するための形態

[0011]
 [本開示の実施形態の説明]
 最初に本開示の実施態様が列記して説明される。本開示は、次の通りである。
[0012]
 (1)複合部品は、一次巻線と、二次巻線と、コイルと、第1端子と、第2端子と、第3端子と、第4端子と、第5端子と、第6端子と、配線とを備える。前記一次巻線と前記二次巻線とが相まってトランスとして機能する。前記二次巻線は前記第3端子と前記第4端子との間に接続される。前記第5端子は前記二次巻線のセンタータップとして機能する。前記第6端子は前記配線および前記一次巻線を介して前記第1端子に接続される。前記第6端子は前記配線および前記コイルを介して前記第2端子に接続される。前記一次巻線のうち前記配線と接続される第1部分と、前記コイルのうち前記配線と接続される第2部分と、前記配線とは、三叉路を構成する。
[0013]
 フルブリッジコンバータにおいて、トランスの一次側の電圧が非常に小さい第1状態から、トランスの一次側の電圧が高い第2状態に変化するときに、当該配線には電流が流れない。よって当該配線のインダクタンスはサージ電圧に影響を与えない。第1部分のインダクタンスが低減されるので、サージ電圧を抑制する効果が損なわれにくい。
[0014]
 (2)前記一次巻線、前記二次巻線、前記コイルのいずれもが、第1方向を軸方向として巻回され、前記一次巻線と前記コイルとは第2方向において隣接して配置され、前記第2方向は前記第1方向とは異なることが好ましい。
[0015]
 一次巻線とコイルとを、第1方向においてほぼ同じ位置に配置できるので、複合部品が扁平に、よって小さく構成される。
[0016]
 (3)前記第6端子は前記一次巻線および前記コイルから第3方向に沿って離れて位置し、前記第3方向は前記第1方向および前記第2方向で決定される平面と非平行であり、前記第1端子から前記第1部分へ向うときに前記一次巻線が前記第1方向に対して巻回される方向と、前記第2端子から前記第2部分へ向うときに前記コイルが前記第1方向に対して巻回される方向とのいずれもが、前記第1方向に沿って見た二つの回転方向のうち、前記第2方向から前記第3方向に到達するまでの回転角が大きい方の前記回転方向であることが好ましい。サージ電圧の抑制に寄与するインダクタンスの比が大きく設定されやすいからである。
[0017]
 (4)前記一次巻線のうち少なくとも前記第1部分を含む一部と、前記コイルのうち少なくとも前記第2部分を含む一部と、前記配線とは、一体の鋼板で形成されることが好ましい。三叉路が容易に構成されるからである。
[0018]
 (5)前記一次巻線は第1平角線で形成され、前記コイルは第2平角線で形成され、前記第1平角線が前記第1部分と前記配線とを含んで前記第2平角線のうちの前記第2部分が前記第1平角線と前記第1方向において接続され、あるいは前記第2平角線が前記第2部分と前記配線とを含んで前記第1平角線のうちの前記第1部分が前記第2平角線と前記第1方向において接続されることが好ましい。多層の一次巻線、多層のコイルが容易に構成されるからである。
[0019]
 [本開示の実施形態の詳細]
 本開示の複合部品の具体例が、以下に図面が参照されつつ説明される。なお、本開示はこれらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内におけるすべての変更が含まれることが意図される。
[0020]
 [フルブリッジコンバータの説明]
 図1はトランス100とインダクタ3とが採用されるコンバータ200を例示する回路図である。コンバータ200はフルブリッジコンバータである。
[0021]
 トランス100の端子11,14はトランス100の一次側端子として機能する。トランス100の一次巻線10は端子11,14の間に接続される。但し、トランス100の内部において端子11と一次巻線10との間に位置して図示されるインダクタLa1は、トランス100の一次側における漏れインダクタンスを等価的に示す。以下では便宜上、一次巻線10と端子11,14とは纏めて一次側構造1と称されることがある。
[0022]
 トランス100の端子21a,21b,21cはトランス100の二次側端子として機能する。トランス100の二次巻線20は端子21aと端子21bとの間に接続される。端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。以下では便宜上、二次巻線20と端子21a,21b,21cとは纏めて二次側構造2と称されることがある。
[0023]
 トランス100の一次側にはスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4およびダイオードD1,D2が電源線H1,L1の間に設けられる。電源線H1は電源線L1よりも高電位である。
[0024]
 スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4は上述の二対のスイッチ素子に該当する。ダイオードD1,D2は上述の一対のクランプダイオードに該当する。電源線H1は上述の高圧線に該当する。電源線L1は上述の低圧線に該当する。
[0025]
 スイッチング素子Q1,Q2は電源線H1,L1の間で接続点P1を介して直列に接続される。スイッチング素子Q3,Q4は電源線H1,L1の間で接続点P2を介して直列に接続される。
[0026]
 ダイオードD1のカソードは電源線H1に接続される。ダイオードD2のアノードは電源線L1に接続される。ダイオードD1,D2は電源線H1,L1の間で接続点P3を介して直列に接続される。ダイオードD1のアノードおよびダイオードD2のカソードは接続点P3を介して端子11に接続される。接続点P3は上述のダイオード接続点に該当する。接続点P3として端子11を利用することができる。
[0027]
 接続点P1にはインダクタ3を介して接続点P3が接続される。インダクタ3の端子32が接続点P1に接続される。インダクタ3の端子31が接続点P3に接続される。接続点P2には端子14が接続される。接続点P2として端子14を利用することができる。
[0028]
 トランス100の二次側にはスイッチング素子Q101,Q102およびインダクタLc、コンデンサCdが設けられる。コンデンサCdは電源線H2,L2の間に設けられる。電源線H2は電源線L2よりも高電位である。電源線L2は例えば接地される。
[0029]
 スイッチング素子Q101の一端は端子21bに接続され、他端は電源線L2に接続される。スイッチング素子Q102の一端は端子21aに接続され、他端は電源線L2に接続される。インダクタLcの一端は端子21cに接続され、他端は電源線H2に接続される。
[0030]
 スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q101,Q102はいすれも例えば電界効果トランジスタで実現される。
[0031]
 上述の構成を有するコンバータ200の動作、例えばスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q101,Q102がスイッチングするタイミングは周知であるので、本実施形態において当該動作の説明は省略する。トランス100の一次側における漏れインダクタンスを低減することの利点について説明される。
[0032]
 インダクタ3はコンバータ200の二次側におけるサージ(surge)電圧を低減する機能を有する。ダイオードD1,D2を介して電源線H1,L1へとエネルギーが回生される。
[0033]
 インダクタ3のインダクタンス(以下「インダクタンスLb」と称す)の、漏れインダクタンスに対する比が大きいほど、二次側におけるサージ電圧を低減する効果は大きい。インダクタンスLbと漏れインダクタンスとの和はいわゆるソフトスイッチング(soft switching)の共振周期に影響する。当該影響に鑑みて、インダクタンスLbを無制限に大きくすることは望ましくない。従って、漏れインダクタンスが小さいことが望まれる。
[0034]
 [比較例の説明]
 図2および図3は比較例におけるトランス100とインダクタ3とを示す平面図である。比較例においてはトランス100とインダクタ3とが分離して設けられる。
[0035]
 トランス100はコア5を有する。一次巻線10および二次巻線20はコア5の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。図の煩雑を避けるため、図2および図3ではコア5は、その位置を示す二点鎖線で表される。コア5は例えばEI型のコアである。図の煩雑を避けるため、二次巻線20は図2において図示が省略され、図3においてその位置を示す二点鎖線で表される。一次巻線10と二次巻線20とはコア5を介して同極性で結合する。
[0036]
 インダクタ3はコイル30と端子31,32とコア33とを有する。コイル30は端子31,32の間に接続される。コイル30はコア33の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。図の煩雑を避けるため、図2および図3ではコア33は、その位置を示す二点鎖線で表される。コア33は例えばEI型のコアである。
[0037]
 トランス100からインダクタ3へ向う方向がX方向として図示される。ここではX方向がZ方向に対して直交する場合が例示される。図2および図3においてY方向はX方向およびZ方向のいずれにも直交する場合が例示される。Z方向に沿って見て、X方向からY方向には時計回りでπラジアン未満の角度で到達する。つまりX方向、Y方向、Z方向にはこの順で、いわゆる右手系の直交方向が採用される。右手系の直交方向は後述するいずれの実施形態においても共通して採用される。
[0038]
 一次側構造1において一次巻線10から見てY方向側に端子11,14が配置される場合が例示される。インダクタ3においてコイル30から見てY方向側に端子31,32が配置される場合が例示される。
[0039]
 一次巻線10は端子11側に第1部分10sを有する。第1部分10sはその位置を示すためにドットハッチ(dot hatch)が施されて図示される。第1部分10sは一次巻線10であってもコア5に囲まれず、かつコア5で囲まれた一次巻線10の部位同士を接続する部分でもない。よって第1部分10sは二次巻線20と結合せず配線として機能する。
[0040]
 コイル30は端子31側に第2部分30sを有する。第2部分30sはその位置を示すためにドットハッチが施されて図示される。第2部分30sはコイル30であってもコア33に囲まれず、かつコア33で囲まれたコイル30の部位同士を接続する部分でもない。よって第2部分30sは配線として機能する。
[0041]
 図4は図2および図3で例示されたトランス100およびインダクタ3が採用されたときのフルブリッジコンバータの回路図である。但し、後の説明に不要な部分は省略し、トランス100およびインダクタ3並びにその近傍のみが示される。
[0042]
 インダクタLaはインダクタLa1,La2に分けて示される。第1部分10sは一次巻線10の一部であるが第1部分10sのインダクタンスはインダクタLa2によって等価的に表わされる。インダクタLa2は端子11と一次巻線10との間でインダクタLa1に対して直列に位置する。よって第1部分10sは等価的にトランス100の漏れインダクタンスを高める。インダクタLaは第1部分10sを考慮したトランス100の漏れインダクタンスを示す。
[0043]
 一次巻線10のうち端子14側には、コア5に囲まれず、かつコア5で囲まれた一次巻線10の部位同士を接続しない部分が存在する。この部分は後の説明では特に関係しないので、この部分のインダクタンスはインダクタLa1に含めて考えられる。
[0044]
 第2部分30sはコイル30の一部であるが第2部分30sのインダクタンスはインダクタLb2によって等価的に表わされる。インダクタLb1は第2部分30s以外のコイル30のインダクタンスを等価的に表す。インダクタLb1,Lb2は端子31,32の間で直列に接続される。インダクタンスLbはインダクタLb1,Lb2を合成したインダクタンスである。
[0045]
 コイル30のうち端子32側には、コア33に囲まれず、かつコア33で囲まれたコイル30の部位同士を接続しない部分が存在する。この部分は後の説明では特に関係しないので、この部分のインダクタンスはインダクタLb1に含めて考えられる。
[0046]
 第1部分10sはトランス100の漏れインダクタンスを実効的に増加させ、インダクタ3によってサージ電圧を低減する効果が損なわれる。
[0047]
 トランス100の一次側の電圧が非常に小さい第1状態(スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4のオン抵抗を無視した場合には0V)から、トランス100の一次側の電圧が高い第2状態(スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4のオン抵抗を無視した場合には電源線H1,L1間の電圧)に変化するときを想定する。接続点P1,P2同士の間で互いに直列に接続されたインダクタLb1,Lb2,La2,La1に第1状態において流れていた電流が原因で、トランス100の二次側に設けられるスイッチング素子Q101,Q102に寄生する静電容量が充電される。
[0048]
 この充電はサージ電圧を招来し、インダクタLb1,Lb2,La2,La1で合成されるインダクタンスが大きいほど当該サージ電圧は顕著となる。
[0049]
 [第1実施形態]
 図5は第1実施形態にかかる複合部品400Aを例示する斜視図である。図6は複合部品400Aを例示する側面図である。複合部品400Aはトランス100とインダクタ3とを有する。トランス100からインダクタ3へ向う方向がX方向として図示される。
[0050]
 一次巻線10および二次巻線20はコア5の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。コア5は例えばEI型のコアである。図の煩雑を避けるため、二次巻線20は図5において図示が省略され、図6においてその位置を示す二点鎖線で表される。一次巻線10と二次巻線20とはコア5を介して同極性で結合し、相まってトランス100として機能する。
[0051]
 端子21a,21b,21cはトランス100の二次側端子として機能する。二次巻線20は端子21aと端子21bとの間に接続される。端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。
[0052]
 インダクタ3はコイル30と端子32とコア33とを有する。コイル30はコア33の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。コア33は例えばEI型のコアである。
[0053]
 図7は複合部品400Aの一部を、具体的にはコア5,33を省略した構造を、Z方向に沿って間隔を広げて示す斜視図である。Z方向に沿った二本の一点鎖線のそれぞれは、Z方向において接続される二箇所を結ぶ。
[0054]
 一次巻線10は第1層1Aと第2層1Bとを有する。Z方向に沿って、第1層1Aおよび第2層1Bがこの順で並んで位置する。第1層1Aは第1部分10tと接続部401とを有する。第1層1Aは第1部分10tから接続部401に進むにつれてZ方向に沿って見て反時計回りでコア5に巻回される。
[0055]
 第1部分10tは一次巻線10であってもコア5に囲まれず、かつコア5で囲まれた一次巻線10の部位同士を接続する部分でもない。よって第1部分10tは二次巻線20と結合せず配線として機能する。第1部分10tは、後述する第2部分30tおよび配線40aと共に三叉路J1を形成する。図面において第1部分10tの境界は仮想的に示される。
[0056]
 第2層1Bは接続部101を有し、接続部101とは反対側で端子14に接続される。第1実施形態では、第2層1Bと端子14との接続は、両者が一体であることによって実現される。第2層1Bは接続部101から端子14に進むにつれてZ方向に沿って見て反時計回りでコア5に巻回される。
[0057]
 接続部401は接続部401以外の第1層1AよりもZ方向側に傾斜もしくは突出する。接続部101は接続部101以外の第2層1BよりもZ方向とは反対側に傾斜もしくは突出する。第1層1Aの接続部101と、第2層1Bの接続部401とは互いにZ方向において接続される。接続部101,401以外では第1層1Aと第2層1Bとは接触しない。一次巻線10は第1層1Aと第2層1Bとを有する。よって一次巻線10は第1部分10tから端子14に進むにつれてZ方向に沿って見て反時計回りでコア5に巻回される。
[0058]
 コイル30は第1層3Aと第2層3Bとを有する。Z方向に沿って、第2層3Bおよび第1層3Aがこの順で並んで位置する。第1層3Aは第2部分30tと接続部301とを有する。第1層3Aは第2部分30tから接続部301に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア33に巻回される。
[0059]
 第2部分30tはコイル30であってもコア33に囲まれず、かつコア33で囲まれたコイル30の部位同士を接続する部分でもない。よって第2部分30tは配線として機能する。第2部分30tは、第1部分10tおよび後述する配線40aと共に三叉路J1を形成する。図面において第2部分30tの境界は仮想的に示される。
[0060]
 第2層3Bは接続部302を有し、接続部302と反対側で端子32に接続される。第1実施形態では、第2層3Bと端子32との接続は、両者が一体であることによって実現される。第2層3Bは接続部302から端子32に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア33に巻回される。
[0061]
 接続部302は接続部302以外の第2層3BよりもZ方向側に傾斜もしくは突出する。接続部301は接続部301以外の第1層3AよりもZ方向側と反対側に傾斜もしくは突出する。第1層3Aの接続部301と、第2層3Bの接続部302とは互いにZ方向において接続される。接続部301,302以外では第1層3Aと第2層3Bとは接触しない。コイル30は第1層3Aと第2層3Bとを有する。よってコイル30は第2部分30tから端子32に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア33に巻回される。
[0062]
 導体4は、第1層1A,3A、配線40a、および端子41を有する。配線40aは第1部分10tおよび第2部分30tと共に三叉路J1を形成する。図5、図6および図7においては配線40aは端子41に向ってY方向に延び、第1部分10tは配線40aに向ってX方向に延び、第2部分30tは配線40aに向ってX方向とは反対の方向に延びる場合が例示される。図面において配線40aの境界は仮想的に示される。
[0063]
 第2層1Bから見てY方向側に端子14が配置される場合が例示される。第1層1A,3Aから見てY方向側に端子41が配置される場合が例示される。第2層3Bから見てY方向側に端子32が配置される場合が例示される。一次巻線10から見てY方向側に端子14,41が配置される場合が例示される。コイル30から見てY方向側に端子32,41が配置される場合が例示される。
[0064]
 第2層1B,3B、導体4のいずれも、例えば打ち抜きによって得られる一体の鋼板を用いて実現できる。一次巻線10のうち少なくとも第1部分10tを含む一部と、コイル30のうち少なくとも第2部分30tを含む一部と、配線40aとに一体の鋼板が採用されることは、三叉路J1が容易に構成される観点で有利である。
[0065]
 接続部301,302同士のZ方向における接続、接続部101,401同士のZ方向における接続は、いずれも例えば圧着、半田付け、あるいは溶接によって実現できる。
[0066]
 複合部品400Aは以下のように説明することができる。複合部品400Aは一次巻線10と、二次巻線20と、コイル30と、第1端子14と、第2端子32と、第3端子21aと、第4端子21bと、第5端子21cと、第6端子41と、配線40aとを備える。一次巻線10と二次巻線20とは相まってトランス100として機能する。
[0067]
 二次巻線20は第3端子21aと第4端子21bとの間に接続される。第5端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。
[0068]
 第6端子41は配線40aおよび一次巻線10を介して第1端子14に接続される。第6端子41は配線40aおよびコイル30を介して第2端子32に接続される。
[0069]
 一次巻線10のうち配線40aと接続される第1部分10tと、コイル30のうち配線40aと接続される第2部分30tと、配線40aとは、三叉路J1を構成する。
[0070]
 一次巻線10、二次巻線20、コイル30のいずれもがZ方向を軸方向として巻回される。一次巻線10とコイル30とは、Z方向とは異なるX方向において隣接して配置される。かかる配置が採用されることにより、一次巻線10とコイル30とを、Z方向においてほぼ同じ位置に配置できるので、複合部品400Aが扁平に、よって小さく構成される。上述の例ではX方向はZ方向に対して直交する。
[0071]
 図8は第1実施形態にかかる複合部品400Aが、図4におけるトランス100およびインダクタ3に代替して採用されたときのフルブリッジコンバータの回路図である。但し、後の説明に不要な部分は省略し、複合部品400Aおよびその近傍のみが示される。
[0072]
 インダクタLa1はトランス100の漏れインダクタンスを等価的に示す。インダクタL1tは第1部分10tのインダクタンスを等価的に示す。一次巻線10のうち端子14側には、コア5に囲まれず、かつコア5で囲まれた一次巻線10の部位同士を接続しない部分が存在する。この部分は後の説明では特に関係しないので、この部分のインダクタンスはインダクタLa1に含めて考えられる。
[0073]
 インダクタL3tは第2部分30tのインダクタンスを等価的に示す。インダクタLb1は第2部分30t以外のコイル30のインダクタンスを等価的に表す。コイル30のうち端子32側には、コア33に囲まれず、かつコア33で囲まれたコイル30の部位同士を接続しない部分が存在する。この部分は後の説明では特に関係しないので、この部分のインダクタンスはインダクタLb1に含めて考えられる。
[0074]
 インダクタL40は配線40aのインダクタンスを示す。配線40a、第1部分10t、第2部分30tが三叉路J1を構成するので、インダクタL40の一端と、インダクタL3tの一端と、インダクタL1tの一端とはY字、またはT字に結線されて示される。このようなY字、またはT字に結線される態様は、三相交流回路における星型結線と同じ態様である。
[0075]
 配線40aは三叉路J1と端子41との間に位置するので、インダクタL40の他端は端子41に接続されて示される。第1部分10tは一次巻線10のうち配線40aに近い側に位置するので、インダクタL1tの他端はインダクタLa1に接続されて示される。第2部分30tはコイル30のうち配線40aに近い側に位置するので、インダクタL3tの他端はインダクタLb1に接続されて示される。
[0076]
 複合部品400Aでは、比較例におけるインダクタLb1,Lb2,La2,La1はそれぞれインダクタLb1,L3t,L1t,La1に相当する。第1状態から第2状態への遷移においてインダクタL40には電流が流れない。インダクタL40のインダクタンスはサージ電圧に影響を与えない。
[0077]
 上述の比較例では第1部分10sのインダクタンスを等価的に示すインダクタLa2と、第2部分30sのインダクタンスを等価的に示すインダクタLb2のいずれもが、上述のサージ電圧に寄与する。
[0078]
 複合部品400Aにおける第1部分10tは比較例の第1部分10sよりも短く、La2>L1tである。複合部品400Aにおける第2部分30tは比較例の第2部分30sよりも短く、Lb2>L3tである。よって複合部品400Aは比較例よりも、上記のサージ電圧に影響を与えるインダクタンスにおいて小さく、サージ電圧においても小さい。従って複合部品400Aは比較例と比較して、サージ電圧を抑制する効果を損ないにくい。
[0079]
 [第2実施形態]
 図9は第2実施形態にかかる複合部品400Bを例示する斜視図である。図10は複合部品400Bを例示する側面図である。複合部品400Bはトランス100とインダクタ3とを有する。トランス100からインダクタ3へ向う方向がX方向として図示される。
[0080]
 一次巻線10および二次巻線20はコア5の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。コア5は例えばEI型のコアである。図の煩雑を避けるため、二次巻線20は図9において図示が省略され、図10においてその位置を示す二点鎖線で表される。一次巻線10と二次巻線20とはコア5を介して同極性で結合し、相まってトランス100として機能する。
[0081]
 端子21a,21b,21cはトランス100の二次側端子として機能する。二次巻線20は端子21aと端子21bとの間に接続される。端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。
[0082]
 インダクタ3はコイル30と端子32とコア33とを有する。コイル30はコア33の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。コア33は例えばEI型のコアである。
[0083]
 図11は複合部品400Bの一部を、具体的にはコア5,33を省略した構造を、Z方向に沿って間隔を広げて示す斜視図である。Z方向に沿った二本の一点鎖線のそれぞれは、Z方向において接続される二箇所を結ぶ。
[0084]
 一次巻線10は第1層1Cと第2層1Dとを有する。Z方向に沿って、第1層1Cおよび第2層1Dがこの順で並んで位置する。第1層1Cは第1部分10wと接続部402とを有する。第1層1Cは第1部分10wから接続部402に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア5に巻回される。
[0085]
 第1部分10wは一次巻線10であってもコア5に囲まれず、かつコア5で囲まれた一次巻線10の部位同士を接続する部分でもない。よって第1部分10wは二次巻線20と結合せず配線として機能する。第1部分10wは、後述する第2部分30wおよび配線40bと共に三叉路J2を形成する。第1部分10wの境界は仮想的に示される。
[0086]
 第2層1Dは接続部102を有し、接続部102とは反対側で端子14に接続される。第2実施形態では、第2層1Dと端子14との接続は、両者が一体であることによって実現される。第2層1Dは接続部102から端子14に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア5に巻回される。
[0087]
 接続部402は接続部402以外の第1層1CよりもZ方向側に傾斜もしくは突出する。接続部102は接続部102以外の第2層1DよりもZ方向とは反対側に傾斜もしくは突出する。第1層1Cの接続部102と、第2層1Dの接続部402とは互いにZ方向において接続される。接続部102,402以外では第1層1Cと第2層1Dとは接触しない。一次巻線10は第1層1Cと第2層1Dとを有する。よって一次巻線10は第1部分10wから端子14に進むにつれてZ方向に沿って見て反時計回りでコア5に巻回される。
[0088]
 コイル30は第1層3Cと第2層3Dとを有する。Z方向に沿って、第2層3Dおよび第1層3Cがこの順で並んで位置する。第1層3Cは第2部分30wと接続部303とを有する。第1層3Cは第2部分30wから接続部303に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア33に巻回される。
[0089]
 第2部分30wはコイル30であってもコア33に囲まれず、かつコア33で囲まれたコイル30の部位同士を接続する部分でもない。よって第2部分30wは配線として機能する。第2部分30wは、第1部分10wおよび後述する配線40bと共に三叉路J2を形成する。第2部分30wの境界は仮想的に示される。
[0090]
 第2層3Dは接続部304を有し、接続部304と反対側で端子32に接続される。第2実施形態では、第2層3Dと端子32との接続は、両者が一体であることによって実現される。第2層3Dは接続部304から端子32に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア33に巻回される。
[0091]
 接続部304は接続部304以外の第2層3DよりもZ方向側に傾斜もしくは突出する。接続部303は接続部303以外の第1層3CよりもZ方向側と反対側に傾斜もしくは突出する。第1層3Cの接続部303と、第2層3Dの接続部304とは互いにZ方向において接続される。接続部303,304以外では第1層3Cと第2層3Dとは接触しない。コイル30は第1層3Cと第2層3Dとを有する。よってコイル30は第2部分30wから端子32に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア33に巻回される。
[0092]
 導体4は、第1層1C,3C、配線40b、および端子41を有する。配線40bは第1部分10wおよび第2部分30wと共に三叉路J2を形成する。図9、図10および図11においては配線40bは端子41に向ってY方向に延び、第1部分10wは配線40bに向ってX方向に延び、第2部分30wは配線40bに向ってX方向とは反対の方向に延びる場合が例示される。図面において配線40bの境界は仮想的に示される。
[0093]
 第2層1Dから見てY方向側に端子14が配置される場合が例示される。第1層1C,3Cから見てY方向側に端子41が配置される場合が例示される。第2層3Dから見てY方向側に端子32が配置される場合が例示される。一次巻線10から見てY方向側に端子14,41が配置される場合が例示される。コイル30から見てY方向側に端子32,41が配置される場合が例示される。
[0094]
 第2層1D,3D、導体4のいずれも、例えば打ち抜きによって得られる一体の鋼板を用いて実現できる。一次巻線10のうち少なくとも第1部分10wを含む一部と、コイル30のうち少なくとも第2部分30wを含む一部と、配線40bとに一体の鋼板が採用されることは、このような一体の鋼板を採用することは三叉路J2が容易に構成される観点で有利である。接続部303,304同士のZ方向における接続、接続部102,402同士のZ方向における接続は、いずれも例えば圧着、半田付け、あるいは溶接によって実現できる。
[0095]
 複合部品400Bは以下のように説明することができる。複合部品400Bは一次巻線10と、二次巻線20と、コイル30と、第1端子14と、第2端子32と、第3端子21aと、第4端子21bと、第5端子21cと、第6端子41と、配線40bとを備える。一次巻線10と二次巻線20とは相まってトランス100として機能する。
[0096]
 二次巻線20は第3端子21aと第4端子21bとの間に接続される。第5端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。
[0097]
 第6端子41は配線40bおよび一次巻線10を介して第1端子14に接続される。第6端子41は配線40bおよびコイル30を介して第2端子32に接続される。
[0098]
 一次巻線10のうち配線40bと接続される第1部分10wと、コイル30のうち配線40bと接続される第2部分30wと、配線40bとは、三叉路J2を構成する。
[0099]
 第6端子41は一次巻線10およびコイル30からY方向に沿って離れて位置する。Y方向はZ方向およびX方向で決定される平面と非平行であり、上述の例ではY方向はZ方向およびX方向のいずれに対しても直交する。
[0100]
 一次巻線10、二次巻線20、コイル30のいずれもがZ方向を軸方向として巻回される。一次巻線10とコイル30とは、Z方向とは異なるX方向において隣接して配置される。かかる配置が採用されることにより、複合部品400Aと同様に、複合部品400Bが扁平に、よって小さく構成される。
[0101]
 複合部品400Bでは、第1端子14から第1部分10wへ向うときに一次巻線10がZ方向に対して巻回される方向と、第2端子32から第2部分30wへ向うときにコイル30がZ方向に沿って見て巻回される方向とは、同方向である。当該方向はZ方向に沿って見た二つの回転方向のうち、X方向からY方向に到達するまでの回転角が大きい方の回転方向である。上述の例では当該方向は、Z方向に沿って見て反時計回りである。
[0102]
 第1実施の形態で説明された複合部品400Aでは、第1端子14から第1部分10tへ向うときに一次巻線10がZ方向に対して巻回される方向は、Z方向に沿って見て反時計回りである。第2端子32から第2部分30tへ向うときにコイル30がZ方向に対して巻回される方向は、Z方向に沿って見て時計回りである。つまり二つの巻回される方向は、互いに異なる。
[0103]
 複合部品400Bが採用されたときのフルブリッジコンバータの回路図も、図8で表わされ得る。
[0104]
 インダクタLa1はトランス100の漏れインダクタンスを等価的に示す。インダクタL1tは第1部分10wのインダクタンスを等価的に示す。一次巻線10のうち端子14側においてコア5に囲まれず、かつコア5で囲まれた一次巻線10の部位同士を接続しない部分のインダクタンスはインダクタLa1に含めて考えられる。
[0105]
 インダクタL3tは第2部分30wのインダクタンスを等価的に示す。インダクタLb1は第2部分30w以外のコイル30のインダクタンスを等価的に表す。コイル30のうち端子32側において、コア33に囲まれず、かつコア33で囲まれたコイル30の部位同士を接続しない部分のインダクタンスはインダクタLb1に含めて考えられる。
[0106]
 インダクタL40は配線40bのインダクタンスを示す。配線40b、第1部分10w、第2部分30wが三叉路J2を構成するので、インダクタL40の一端と、インダクタL3tの一端と、インダクタL1tの一端とはY字またはT字に結線されて示される。
[0107]
 第1の実施の形態と同様に、インダクタL40の他端は端子41に接続されて示され、インダクタL1tの他端はインダクタLa1に接続されて示され、インダクタL3tの他端はインダクタLb1に接続されて示される。
[0108]
 複合部品400Bにおいても複合部品400Aと同様に、比較例におけるインダクタLb1,Lb2,La2,La1はそれぞれインダクタLb1,L3t,L1t,La1に相当する。第1状態から第2状態への遷移においてインダクタL40には電流が流れない。インダクタL40のインダクタンスはサージ電圧に影響を与えない。
[0109]
 上述の比較例では第1部分10sのインダクタンスを等価的に示すインダクタLa2と、第2部分30sのインダクタンスを等価的に示すインダクタLb2のいずれもが、上述のサージ電圧に寄与する。
[0110]
 複合部品400Bにおける第1部分10wは比較例の第1部分10sよりも短く、La2>L1tである。複合部品400Bにおける第2部分30wは比較例の第2部分30sと同程度の長さであり、Lb2≒L3tである。よって複合部品400Bは比較例よりも、上記のサージ電圧に影響を与えるインダクタンスにおいて小さく、サージ電圧においても小さい。従って複合部品400Bは比較例と比較して、サージ電圧を抑制する効果を損ないにくい。
[0111]
 しかも、複合部品400Aと比較して、サージ電圧の抑制に寄与するインダクタンスの比(Lb1+L3t)/(L1t+La1)が大きく設定されやすい。これはインダクタ3に因るサージ電圧を抑制する効果を実質的に高める観点で好ましい。
[0112]
 [第3実施形態]
 図12は第3実施形態にかかる複合部品400Cを例示する斜視図である。図13は複合部品400Cを例示する側面図である。複合部品400Cはトランス100とインダクタ3とを有する。トランス100からインダクタ3へ向う方向がX方向として図示される。
[0113]
 一次巻線10および二次巻線20はコア5の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。コア5は例えばEI型のコアである。図の煩雑を避けるため、二次巻線20は図12において図示が省略され、図13においてその位置を示す二点鎖線で表される。一次巻線10と二次巻線20とはコア5を介して同極性で結合し、相まってトランス100として機能する。
[0114]
 端子21a,21b,21cはトランス100の二次側端子として機能する。二次巻線20は端子21aと端子21bとの間に接続される。端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。
[0115]
 インダクタ3はコイル30と端子32とコア33とを有する。コイル30はコア33の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。コア33は例えばEI型のコアである。
[0116]
 図14は複合部品400Cの一部を、具体的にはコア5,33を省略した構造を、Z方向に沿って間隔を広げて示す斜視図である。Z方向に沿った二本の一点鎖線のそれぞれは、Z方向において接続される二箇所を結ぶ。
[0117]
 一次巻線10はZ方向を軸方向として巻回される。ここでは一次巻線10がZ方向に沿って二層に亘って巻回される場合が例示される。一次巻線10は配線40cを介して端子41に接続される。第3実施形態では、一次巻線10と配線40cとの接続は、両者が一体であることによって実現される。
[0118]
 一次巻線10は配線40c側に第1部分10pを有する。一次巻線10は第1部分10pとは反対側で端子14に接続される。第3実施形態では、一次巻線10と端子14との接続は、両者が一体であることによって実現される。
[0119]
 一次巻線10は、第1部分10pから端子14に進むにつれてZ方向に沿って見て反時計回りでコア5に巻回される。
[0120]
 第1部分10pは一次巻線10であってもコア5に囲まれず、かつコア5で囲まれた一次巻線10の部位同士を接続する部分でもない。よって第1部分10pは二次巻線20と結合せず配線として機能する。第1部分10pは、配線40cおよび後述する第2部分30pと共に三叉路J3を形成する。第1部分10pの境界は仮想的に示される。
[0121]
 コイル30はZ方向を軸方向として巻回される。ここではコイル30がZ方向に沿って二層に亘って巻回される場合が例示される。コイル30は端子32に接続される。第3実施形態では、コイル30と端子32との接続は、両者が一体であることによって実現される。
[0122]
 コイル30は端子32と反対側に第2部分30pを有する。第2部分30pの、端子32の反対側の端部は接続部305として機能する。
[0123]
 第2部分30pはコイル30であってもコア33に囲まれず、かつコア33で囲まれたコイル30の部位同士を接続する部分でもない。よって第2部分30pは配線として機能する。第2部分30pは、第1部分10pおよび配線40cと共に三叉路J3を形成する。第2部分30pの境界は仮想的に示される。
[0124]
 コイル30は第2部分30pから端子32に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア33に巻回される。
[0125]
 接続部305は、第1部分10pの配線40c側に対し、Z方向とは反対側において接続される。
[0126]
 一次巻線10、コイル30のいずれも、例えば平角線によって実現できる。一次巻線10、コイル30のいずれにも平角線を採用することは、多層の一次巻線10、多層のコイル30が容易に構成される観点で好ましい。接続部305と第1部分10pとの間のZ方向における接続は、いずれも例えば圧着、半田付け、あるいは溶接によって実現できる。
[0127]
 複合部品400Cは以下のように説明することができる。複合部品400Cは一次巻線10と、二次巻線20と、コイル30と、第1端子14と、第2端子32と、第3端子21aと、第4端子21bと、第5端子21cと、第6端子41と、配線40cとを備える。一次巻線10と二次巻線20とは相まってトランス100として機能する。
[0128]
 二次巻線20は第3端子21aと第4端子21bとの間に接続される。第5端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。
[0129]
 第6端子41は配線40cおよび一次巻線10を介して第1端子14に接続される。第6端子41は配線40cおよびコイル30を介して第2端子32に接続される。
[0130]
 一次巻線10のうち配線40cと接続される第1部分10pと、コイル30のうち配線40cと接続される第2部分30pと、配線40cとは、三叉路J3を構成する。
[0131]
 第6端子41は一次巻線10およびコイル30からY方向に沿って離れて位置する。Y方向はZ方向およびX方向で決定される平面と非平行であり、上述の例ではY方向はZ方向およびX方向のいずれに対しても直交する。
[0132]
 一次巻線10、二次巻線20、コイル30のいずれもがZ方向を軸方向として巻回される。一次巻線10とコイル30とは、Z方向とは異なるX方向において隣接して配置される。よって複合部品400Cも複合部品400A,400Bと同様に、扁平に、よって小さく構成される。
[0133]
 一次巻線10、二次巻線20、コイル30のいずれもがZ方向を軸方向として巻回される。一次巻線10とコイル30とはX方向において隣接して配置される。X方向はZ方向とは異なり、上述の例ではX方向はZ方向に対して直交する。
[0134]
 複合部品400Cでは、第1端子14から第1部分10pへ向うときに一次巻線10がZ方向に対して巻回される方向と、第2端子32から第2部分30pへ向うときにコイル30がZ方向に沿って見て巻回される方向とは、逆方向である。
[0135]
 複合部品400Cが採用されたときのフルブリッジコンバータの回路図も、図8で表わされ得る。
[0136]
 複合部品400Cにおける第1部分10pは比較例の第1部分10sよりも短く、La2>L1tである。複合部品400Bにおける第2部分30pは比較例の第2部分30sよりも短く、Lb2>L3tである。よって複合部品400Cは比較例よりも、上記のサージ電圧に影響を与えるインダクタンスにおいて小さく、サージ電圧においても小さい。従って複合部品400Cは比較例と比較して、サージ電圧を抑制する効果を損ないにくい。
[0137]
 しかも、複合部品400Aと比較して、サージ電圧の抑制に寄与するインダクタンスの比(Lb1+L3t)/(L1t+La1)が大きく設定されやすい。これはインダクタ3に因るサージ電圧を抑制する効果を実質的に高める観点で好ましい。
[0138]
 [第4実施形態]
 図15は第4実施形態にかかる複合部品400Dを例示する斜視図である。図16は複合部品400Dを例示する側面図である。複合部品400Dはトランス100とインダクタ3とを有する。トランス100からインダクタ3へ向う方向がX方向として図示される。
[0139]
 一次巻線10および二次巻線20はコア5の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。コア5は例えばEI型のコアである。図の煩雑を避けるため、二次巻線20は図12において図示が省略され、図13においてその位置を示す二点鎖線で表される。一次巻線10と二次巻線20とはコア5を介して同極性で結合し、相まってトランス100として機能する。
[0140]
 端子21a,21b,21cはトランス100の二次側端子として機能する。二次巻線20は端子21aと端子21bとの間に接続される。端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。
[0141]
 インダクタ3はコイル30と端子32とコア33とを有する。コイル30はコア33の周りに巻回される。この巻回の軸方向がZ方向として図示される。コア33は例えばEI型のコアである。
[0142]
 図17は複合部品400Dの一部を、具体的にはコア5,33を省略した構造を、Z方向に沿って間隔を広げて示す斜視図である。Z方向に沿った二本の一点鎖線のそれぞれは、Z方向において接続される二箇所を結ぶ。
[0143]
 一次巻線10はZ方向を軸方向として巻回される。ここでは一次巻線10がZ方向に沿って二層に亘って巻回される場合が例示される。一次巻線10は配線40dを介して端子41に接続される。第3実施形態では、一次巻線10と配線40dとの接続は、両者が一体であることによって実現される。
[0144]
 一次巻線10は配線40d側に第1部分10qを有する。一次巻線10は第1部分10qとは反対側で端子14に接続される。第4実施形態では、一次巻線10と端子14との接続は、両者が一体であることによって実現される。
[0145]
 一次巻線10は、第1部分10qから端子14に進むにつれてZ方向に沿って見て反時計回りでコア5に巻回される。
[0146]
 第1部分10qは一次巻線10であってもコア5に囲まれず、かつコア5で囲まれた一次巻線10の部位同士を接続する部分でもない。よって第1部分10qは二次巻線20と結合せず配線として機能する。第1部分10qは、配線40dおよび後述する第2部分30qと共に三叉路J4を形成する。第1部分10qの境界は仮想的に示される。
[0147]
 コイル30はZ方向を軸方向として巻回される。ここではコイル30がZ方向に沿って二層に亘って巻回される場合が例示される。コイル30は端子32に接続される。第4実施形態では、コイル30と端子32との接続は、両者が一体であることによって実現される。
[0148]
 コイル30は端子32と反対側に第2部分30qを有する。第2部分30qの、端子32の反対側の端部は接続部306として機能する。
[0149]
 第2部分30qはコイル30であってもコア33に囲まれず、かつコア33で囲まれたコイル30の部位同士を接続する部分でもない。よって第2部分30qは配線として機能する。第2部分30qは、第1部分10qおよび配線40dと共に三叉路J4を形成する。第2部分30qの境界は仮想的に示される。
[0150]
 コイル30は第2部分30qから端子32に進むにつれてZ方向に沿って見て時計回りでコア33に巻回される。
[0151]
 接続部306は、配線40dの第1部分10q側に対し、Z方向側において接続される。
[0152]
 一次巻線10、コイル30のいずれも、例えば平角線によって実現できる。一次巻線10、コイル30のいずれにも平角線を採用することは、多層の一次巻線10、多層のコイル30が容易に構成される観点で好ましい。接続部306と配線40dとの間のZ方向における接続は、いずれも例えば圧着、半田付け、あるいは溶接によって実現できる。
[0153]
 複合部品400Dは以下のように説明することができる。複合部品400Dは一次巻線10と、二次巻線20と、コイル30と、第1端子14と、第2端子32と、第3端子21aと、第4端子21bと、第5端子21cと、第6端子41と、配線40dとを備える。一次巻線10と二次巻線20とは相まってトランス100として機能する。
[0154]
 二次巻線20は第3端子21aと第4端子21bとの間に接続される。第5端子21cは二次巻線20のセンタータップとして機能する。
[0155]
 第6端子41は配線40dおよび一次巻線10を介して第1端子14に接続される。第6端子41は配線40dおよびコイル30を介して第2端子32に接続される。
[0156]
 一次巻線10のうち配線40dと接続される第1部分10qと、コイル30のうち配線40dと接続される第2部分30qと、配線40dとは、三叉路J4を構成する。
[0157]
 第6端子41は一次巻線10およびコイル30からY方向に沿って離れて位置する。Y方向はZ方向およびX方向で決定される平面と非平行であり、上述の例ではY方向はZ方向およびX方向のいずれに対しても直交する。
[0158]
 一次巻線10、二次巻線20、コイル30のいずれもがZ方向を軸方向として巻回される。一次巻線10とコイル30とは、Z方向とは異なるX方向において隣接して配置される。かかる配置が採用されることにより、複合部品400A,400B,400Cと同様に、複合部品400Dも扁平に、よって小さく構成される。
[0159]
 複合部品400Dでは、第1端子14から第1部分10qへ向うときに一次巻線10がZ方向に対して巻回される方向と、第2端子32から第2部分30qへ向うときにコイル30がZ方向に沿って見て巻回される方向とは、同方向である。当該方向はZ方向に沿って見た二つの回転方向のうち、X方向からY方向に到達するまでの回転角が大きい方の回転方向である。上述の例では当該方向は、Z方向に沿って見て反時計回りである。
[0160]
 複合部品400Dが採用されたときのフルブリッジコンバータの回路図も、図8で表わされ得る。
[0161]
 複合部品400Dにおける第1部分10qは比較例の第1部分10sよりも短く、La2>L1tである。複合部品400Dにおける第2部分30qは比較例の第2部分30sと同程度の長さであり、Lb2≒L3tである。よって複合部品400Dは比較例よりも、上記のサージ電圧に影響を与えるインダクタンスにおいて小さく、サージ電圧においても小さい。従って複合部品400Dは比較例と比較して、サージ電圧を抑制する効果を損ないにくい。
[0162]
 しかも、複合部品400Aと比較して、サージ電圧の抑制に寄与するインダクタンスの比(Lb1+L3t)/(L1t+La1)が大きく設定されやすい。これはインダクタ3に因るサージ電圧を抑制する効果を実質的に高める観点で好ましい。
[0163]
 [付記]
 端子14,端子32はトランス100およびインダクタ3に対してY方向と反対側に位置してもよい。このような位置が採用されても、三叉路J1,J2,J3,J4による効果は低減されないからである。
[0164]
 コア5,33は非磁性の部材で相互に固定されてもよい。コア5,33同士を相互に固定することは複合部品400A,400B,400C,400Dの構成を堅牢とする。当該部材が非磁性であることは、磁束の不要な結合を回避する。
[0165]
 なお、上記各実施形態および各変形例において説明された各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせられることができる。

符号の説明

[0166]
 1 一次側構造
 1A,1C,3A,3C 第1層
 1B,1D,3B,3D 第2層
 2 二次側構造
 3 インダクタ
 4 導体
 5,33 コア
 10 一次巻線
 10p,10q,10s,10t,10w 第1部分
 11,14,21a,21b,21c,31,32,41 端子
 20 二次巻線
 30 コイル
 30p,30q,30s,30t,30w 第2部分
 40a,40b,40c,40d 配線
 100 トランス
 101,102,301,302,303,304,305,306,401,402 接続部
 200 コンバータ
 400A,400B,400C,400D 複合部品
 Cd コンデンサ
 D1,D2 ダイオード
 H1,H2,L1,L2 電源線
 J1,J2,J3,J4 三叉路
 L1t,L3t,L40,La,La1,La2,Lb1,Lb2,Lc インダクタ
 Lb インダクタンス
 P1,P2,P3 接続点
 Q1,Q2,Q3,Q4,Q101,Q102 スイッチング素子

請求の範囲

[請求項1]
 一次巻線と、二次巻線と、コイルと、第1端子と、第2端子と、第3端子と、第4端子と、第5端子と、第6端子と、配線とを備え、
 前記一次巻線と前記二次巻線とが相まってトランスとして機能し、
 前記二次巻線は前記第3端子と前記第4端子との間に接続され、
 前記第5端子は前記二次巻線のセンタータップとして機能し、
 前記第6端子は前記配線および前記一次巻線を介して前記第1端子に接続され、
 前記第6端子は前記配線および前記コイルを介して前記第2端子に接続され、
 前記一次巻線のうち前記配線と接続される第1部分と、前記コイルのうち前記配線と接続される第2部分と、前記配線とは、三叉路を構成する、複合部品。
[請求項2]
 前記一次巻線、前記二次巻線、前記コイルのいずれもが、第1方向を軸方向として巻回され、
 前記一次巻線と前記コイルとは第2方向において隣接して配置され、
 前記第2方向は前記第1方向とは異なる、請求項1に記載の複合部品。
[請求項3]
 前記第6端子は前記一次巻線および前記コイルから第3方向に沿って離れて位置し、
 前記第3方向は前記第1方向および前記第2方向で決定される平面と非平行であり、
 前記第1端子から前記第1部分へ向うときに前記一次巻線が前記第1方向に対して巻回される方向と、前記第2端子から前記第2部分へ向うときに前記コイルが前記第1方向に対して巻回される方向とのいずれもが、前記第1方向に沿って見た二つの回転方向のうち、前記第2方向から前記第3方向に到達するまでの回転角が大きい方の前記回転方向である、請求項2記載の複合部品。
[請求項4]
 前記一次巻線のうち少なくとも前記第1部分を含む一部と、
 前記コイルのうち少なくとも前記第2部分を含む一部と、前記配線とは、一体の鋼板で形成される、請求項1、請求項2、請求項3のいずれか一項に記載の複合部品。
[請求項5]
 前記一次巻線は第1平角線で形成され、前記コイルは第2平角線で形成され、
 前記第1平角線が前記第1部分と前記配線とを含んで前記第2平角線のうちの前記第2部分が前記第1平角線と前記第1方向において接続され、あるいは前記第2平角線が前記第2部分と前記配線とを含んで前記第1平角線のうちの前記第1部分が前記第2平角線と前記第1方向において接続される、請求項2または請求項3に記載の複合部品。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]